緑新会

熊本県の天草市新和町で老人介護施設を運営し、
訪問・在宅・通所介護等種々の介護サービスを行っております。

TEL0969-46-3838

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法人概要

社会福祉法人緑新会の基本理念

「笑顔いきいき、心豊かに」

これは、社会福祉法人緑新会開設当初からの基本精神です。
緑新会が実施するサービスは単に「施設サービス」「在宅サービス」としての提供機関だけではなく
地域における・地域のための・地域に開かれた
「生活必需施設」を目指しています。

「生活必需施設」とは、地域において求める側と、応える側との相対関係の信頼性のうえに成り立つものなのです。
そしてそれは、地域社会を構成するうえにおいてもっとも重要なことなのです。
そのためのキーワードが「笑顔」だと考えます。

「笑顔」は人の心を豊かにすることが出来る
大きな財産なのです。

利用者と職員が、心地よい人間関係の形成に努め、そして信頼関係ができ、そこから生まれてくるのが「笑顔」なのです。
地域の人々の笑顔が、私達の大きな財産なのです。
すべての利用者が「笑顔」であり、
心豊かな日々を過ごしていただけるよう
努めていきたいと考えています。

施設の特色

新和町福祉生活ゾーン(呼称:ひだまりの里)の整備経過について

sample_img 平成元年全国的に「ふるさと創生事業」が展開されました。当時、新和町の取り組みとして、住民アンケートが実施され、その中で最も多かった意見が高齢化対策についての要望でした。
新和町では、そうした意見に対してプロジェクトチームを結成、内容についての検討が重ねられてきました。

その結果

1 「福祉・保健・医療の拠点づくりと連携の強化」
2 「高齢者と子どもたちの交流の場、町民のふれあいの場づくり」
3 「高齢者の生きがいづくり」
4 「ボランティア精神涵養の場及び活動の拠点づくり」
5 「雇用の場、活性化の場づくり」

を、主眼として、整備計画が進められてきました。

平成元年から3年にかけて、土地の買収及び用地の造成、その後高齢者生活福祉センターの整備から始まり、小宮地保育所及び新和町立病院(現在の天草市立新和病院)等、段階的に移転整備がなされてきました。

特別養護老人ホームの整備については、民間での運営を模索、希望者を公募し、当法人の初代理事長が応募を行い、平成5年3月、社会福祉法人緑新会を設立するに至っております。

平成6年4月に従来型施設として特別養護老人ホーム新和苑が開設。
個室が14室、二人部屋が8室、併設のショートステイも二人部屋が5室、小規模特養ではあったものの、施設利用者の定員30名に占める個室の割合が約46%と、当時としては、はるかに少ない個室重視型の設計となっていました。

現在でも、プライバシーが保護された室内と、全室南向きの居室から展望できる田園地帯の風景には春夏秋冬、季節の移り変わりを楽しむことができます。

新和苑が位置づけされている新和町生活福祉ゾーン(ひだまりの里)内には、天草市立新和病院、天草市立小宮地保育所、天草市立渡浦住宅、サンスマイル(共同店舗)等が立ち並び、新和地域において「医療、保健、福祉」が一元的に整備されており、平成26年からは天草市のモデル事業として地域包括支援事業が展開されてきました。

平成18年に2市8町が合併し、新市「天草市」の誕生後は、天草市の中心地である旧本渡市に隣接している影響からか人口も年を追うごとに減少傾向に歯止めがかからず、平成18年4月が3,953名、高齢化率が34.7%、平成27年1月現在で、3,276名、高齢化率が41.42%となっています。

高齢化・核家族化の進行と同時に、独居世帯の増大も重なり、年を追うごとに住民の福祉ニーズは多岐多様にわたって複雑化する状態になっていました。

社会福祉法人緑新会では、こうした状況に対応するために、平成11年にデイサービスセンターたんぽぽ(認知症高齢者毎日通所型)を開設し、認知症高齢者ケアの専門性を培うと同時に、地域に主体性をおいた地域住民型の福祉サービスの提供機関として応えてきました。
その結果、平成14年12月には「住むことのできる在宅サービス」「自宅ではない在宅」等さまざまな呼称で語られているグル―プホームしんわ(認知症対応型共同生活介護事業)の開設にむすびつけることができました。

また、平成18年7月には、一人暮らし等環境的な支障により、自宅での生活の継続が困難な方々に対して、住居を提供する住宅型有料老人ホーム:小規模ケアホーム「一服処・よんなっせ」の開設を行うこともできました。(※現在では利用ニーズの低下により休止中)

また、平成22年度には国の政策であった経済危機対策に伴う「介護基盤の緊急整備」により永年の願いであったユニット化による20床を地域密着型特養施設として整備することができました。
「誰もが住み慣れた地域で」という視点に立ち、小規模ながらも「泊まって、通って、住むことができる」等、多くの機能をもち備え、地域住民に心から信頼される高齢者サービス機関として、今後尚一層、地域住民の負託に応えていきたいと考えています。

ケアに携わる職員の質向上のための研修会等も例年実施をしており、複数施設で取り組んでいる、「気付き」をテーマとした『相互研修』(失敗から学ぶ実践報告会)も平成20年にスタート。また平成27年度からは新たな取組として、「動き出しは当事者から・・・」をテーマとして、ご利用者の目線、ご利用者の動きを大切にして、計画的な研修を推進すると同時に、「行政に頼らないむらづくり」や、「補助金に頼らぬ地域再生」として、全国から注視されている「やねだん」(鹿児島県鹿屋市柳谷地区)の研修会へ職員を派遣し、地域への取り組みを学ばせて頂いております。

環境に優しい地域づくり、自然に恵まれた立地条件を活かして、平成18年度には独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の助成を受けて、50キロの太陽光発電の導入を行いました。これは、太陽光発電新技術等フィールドテスト事業(第2次)としてスタートしました。その後平成22年には増築した新型特養の屋根の上に30キロを増設、さらに平成26年には従来型特養施設の屋上部分に30キロの増設を行い、現在トータルで110キロの太陽光発電システムの稼働を行っております。地球温暖化の原因となる化石燃料を使わず、二酸化炭素などをださないで発電できる地球環境に配慮した太陽光発電システムを採用し、太陽電池を設置して使用電力の一部を発電しています。

また、発電システムを活かして、平成20年度及び22年度にはエコキュートの導入を行い更なる環境へ配慮した整備に努めています。

開かれた施設づくりについて

sample_img 近隣には小宮地保育所、新和保健センター、高齢者生活福祉センターが立ち並ぶなど、児童から高齢者までの福祉サービス機関が隣接しており、新和地域の総合福祉サービスの提供を一元的に行っています。

春には、地元小宮地地区の虫追い祭り、八十八夜が迫ってくると、地元小学校児童と茶畑に出向いての茶摘、また家族を中心とした夕涼み会、地域の方の協力をいただきながらの敬老会の開催等、盛りだくさんの交流の場が実践されていて、特に施設周辺は環境に恵まれており、朝・夕、地域住民の散歩コースとなっています。

温暖な気候の時期には地域の保育所や小学校の遠足の休憩の場所としても施設の一部を開放しています。

7月の末に実施している「夕涼み会」には、利用者やご家族だけではなく、地域の方々からも声がかかるほど要望が強く、ひだまりの里の高台から打ち上げる花火は、暑い夏を満喫できる「ふれあいの場」として、夏の風物詩のひとつとなっています。

小中学生を対象としたワークキャンプは開設以来継続されており、高校生を対象としたインターンシップ事業には、本渡地域及び河浦地域より毎年数名の参加があり、進路を目指す際のひとつの体験的な要素として有意義に活用されています。