2016年10月1日 / 施設長の日記
動き出しは当事者から
久しぶりの更新になります。
去る、9月18日に水俣市にある「地域密着型特別養護老人ホーム・ビハーラまどか」において、標記研修会が開催され、私を含めて8名の職員が参加させていただきました。この研修会は約8年間程度お付き合いをさせていただいている武田和典先生のご紹介もあり、昨年から継続的に研修が開催されているもので、学校法人日本医療大学つしま医療福祉グループに勤務されている大堀具視(おおほり・ともみ)先生を講師として、
一 すべてを介助してしまうと、その人にどのような動きがあるのかが見えなくなってしまう。
二 介護者が先に手を出すことで「出来ない人」に見えてくる・・
といったように、ご利用者様の動き出しの一歩を待つ事の大切さ等について学ぶ研修会となっています。当日は県内外より約60名の参加者がおられ、それぞれ班ごとに先生の指導を受けながら、和気あいあいの中に充実した研修内容となりました。本研修会は初級コースとして位置づけられており、11月そして来年の1月と開催されます。本年度の当法人の事業計画のなかにも今回のテーマを掲げさせていただいております。少しでも、利用者の視線、そして想いに添ったケアの提供に努めていきたいと改めて感じることができました。